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2018-04-03

全身の97%のがんを消したワクチンが臨床試験に

マウス実験では全身の97%のがんを消したがんワクチンが、いよいよ臨床試験に入ることになりました。

オプジーボと同様のリスクはないか
スタンフォード大学のグループが開発したがんワクチンが、臨床試験に入ることになりました。マウスの実験でこのワクチンを腫瘍に注射すると、免疫抑制のかかっていたT細胞が活性化され、転移したものを含め、全身の腫瘍の97%が消えたことがわかっています。とはいえ、このワクチンがすぐに実用化されるかどうかは疑問です。このワクチンが活性化するT細胞は、がん細胞だけを攻撃するわけではありません。目印となる物質を持っていれば、正常細胞でも攻撃します。PD-L1が発現していれば、正常細胞まで攻撃して、副作用を招くオプジーボと同じようなリスクが考えられるのです。いかにがん細胞だけを攻撃するように活性化させるかということ行き着きます。

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