toggle
2021-05-12

新型コロナウイルスは約8,600人の肺がん診療機会を奪う


医療機関の受診を控える方が増えたり、医療機関が逼迫したりした結果、がんと診断される機会やその後の治療が遅れてしまうという事態が起こっています。

肺がんと診断される方は約6.6%減少

新型コロナウイルスの感染拡大によって医療機関の受診を控える患者が増え、医療機関も感染者の受け入れや感染防止対策で逼迫しています。日本肺癌学会では日本肺癌学会の評議員が2019年所属する施設とがん拠点病院の合計490の医療機関に対して、アンケートを実施し、国内で新型コロナウイルスの感染が確認された前後の2019年1月~10月と2020年の1月~10月で、新規の肺がん患者の増減を調べたところ、約6.6%減少していたことが明らかになりました。毎年、新たに肺がんと診断される方は約13万人。同学会は、この割合で考えると、約8,600人が診断や治療の機会を奪われたのではないかと述べています。

Share on Facebook0Tweet about this on Twitter0
関連記事