免疫チェックポイント阻害剤「オプジーボ」が食道がんなどについて保険適応拡大の申請が行われる見込みです。
現在、オプジーボが保険適応になっているがんは6種類
免疫チェックポイント阻害剤「オプジーボ」はまず悪性黒色腫で保険適応となり、以後、非小細胞肺がん、腎細胞がん、ホジキンソンリンパ腫、頭頚部がん、胃がんにも拡大されました。オプジーボを取り扱う小野薬品工業では、今年1月には腎細胞がんについて別の薬との併用療法で保険適応の申請を行っていますが、さらに食道がん、肝細胞がん、非小細胞肺がん、他の薬との併用療法での非小細胞肺がんについても2018年度中に拡大申請を行う方針です。オプジーボは2015年12月に非小細胞肺がんに適応拡大になり、一気に消費が増えましたが、年間3500万円という薬価が批判の対象となり、2017年2月に通常の改定の時期を待たずして、薬価が半額に引き下げられました。今年の4月にはさらに24%値下げされることになっています。今回の申請は値下げによる売上減をカバーするためだと述べています。
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