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2021-04-14

関西医科大学が光免疫療法の研究施設を開設


世界ではじめて光免疫療法専門の研究施設が誕生します。

光免疫療法の開発者を招聘

光免疫療法は、光(近赤外線)に反応して発熱する色素を、抗体を利用して、がん細胞に取り込ませてから、光を照射し、内側から破壊します。がん細胞を効率よく叩ける治療として注目されましたが、楽天グループが大規模な投資をしたことで、異例の早さで頭頚部がんに対して保険適用となりました。この治療に大きな可能性を見出した関西医科大学では、開発者である小林久隆NIH(米国立衛生研究所)主任研究員を所長として招聘し、専門の研究施設を設立することになりました。がん細胞には遺伝子の変異により特異的な分子を発現し、これを抗原として作用するのが分子標的薬です。光免疫療法では進行の速いがんに見られるEGFRを標的とするセツキシマブが交代として用いられていますが、この抗体を使い分けることによって、様々ながんへの応用も期待されています。

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