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2018-01-17

前立腺がんなどで粒子線治療が保険適応に

従来のX線による放射線治療に比べて、がんを狙い撃ち出来るという長所のある粒子線治療が、前立腺がんなどで保険適応となる見込みです。

粒子線治療は任意の部分で出力を最大に出来る
重粒子線や陽子線などの粒子線治療は照射したい部分で出力を最大に出来るという特長があり、X線などを利用する従来の放射線治療に比べて、がんをピンポイントで叩けるというメリットがあります。患部以外への影響を最小限に抑えることが出来るため、患者への負担を減らすことが可能です。現在、先進医療で受けることが出来るものの、一部のがんにしか保険適応になっておらず、約250万円の費用が負担になっていますが、1月15日に行われた厚生労働省の診療報酬調査専門組織医療技術評価分科会では、前立腺がん、骨軟部のがん(陽子線のみ)、頭頚部がんが診療報酬改定で対応する優先度が高いとされました。保険適応が妥当だと判断されたということで、中央保険医療協議会の総会で異論がなければ、4月にも保険適応となる見込みです。

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