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2017-08-30

京都大学の原子炉再稼働でBCNTも再開

国内の多くの原子炉が稼働を停止しており、それを利用したがん治療も普及が進まなくなっています。そんな中、がんを狙い撃ち出来るBCNTで実績のあった京都大学の研究路が稼働を再開することになりました。

研究機関の原子炉も稼働停止になった
東日本大震災で発生した福島第一原子力発電所の自己の影響で、国内の原子炉は稼働を停止し、その後の再稼働に向けての審査も長引いています。これは電力会社が発電目的で運用している原子炉だけでなく、大学などの研究機関の原子炉においても同様でした。そんな中、大阪府熊取町にある京都大学原子炉実験所の研究炉が3年ぶりに稼働することになりました。放射線を利用するがん治療の研究も再開されることになります。

中性子線とホウ素でがん細胞だけを狙い撃つ
中性子線とホウ素を利用する狙い撃つBCNT(ホウ素中性子捕捉療法)は、がん細胞だけを狙い撃つことが出来るため、普及が期待されています。ホウ素はがん細胞に特異的に取り込まれるのですが、それに中性子線を当てると、核分裂を起こし、その際のエネルギーでがん細胞だけが死滅するのです。普及が進まない原因は、大規模な設備が必要なためで、国内でも限られた施設でしか行うことが出来ませんでした。京都大学の研究炉では1974年以降、500回以上のBCNTが行われており、今回の再稼働でより多くの患者が治療を受けられるようになるのではないでしょうか。

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