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2020-12-14

緩和ケアの目的は、安らかな看取りからQOLの向上へ


緩和ケアによってQOLの向上や余命の延長が期待出来ます。

かつての緩和ケアは鎮痛一辺倒だった
緩和ケアと聞くと、いまだに多くの方が偏見を持っているのではないでしょうか。末期がんなどもう手の施しようがない患者が、少しでも楽に最期を迎えるための処置のように思われています。しかし、近年ではがんの生存率が向上し、がんと共存していく上で、QOLを向上させることが、大きな目的のひとつになっています。緩和ケアを上手に取り入れることで、体力を維持し、余命を延長させることも期待出来ます。また、緩和ケアというとかつては投薬による鎮痛くらいしか行われませんでしたが、近年では骨転移の痛みの緩和に運動療法が取り入れられるなど、その内容も大きく変わりつつあります。

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