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2020-10-19

キイトルーダがトリプルネガティブの乳がんに対して承認申請


乳がんには幾つかのタイプがありますが、化学療法は抗がん剤しか選択肢がないのがトリプルネガティブと呼ばれるタイプです。

ホルモン剤もハーセプチンも使えない乳がん
様々ながんに対して保険適用を拡大させている免疫チェックポイント阻害剤「キイトルーダ」ですが、製造・販売を行うMSDは、トリプルネガティブの乳がんに対しても適用拡大の申請を行ったことを発表しました。乳がんは性質によって幾つかのタイプがあり、それに応じた治療が確立されています。女性ホルモンの影響で進行するタイプであれば、ホルモン剤が有効です。また、HER2という蛋白質を発現していれば、それを目印に作用する分子標的薬「ハーセプチン」が使えます。このふたつの性質を兼ねる場合もあれば、いずれにも該当せず、化学療法は抗がん剤しか使えないのがトリプルネガティブと呼ばれるタイプです。キイトルーダがトリプルネガティブの乳がんにも適用拡大されれば、新たな選択肢が増えることになります。

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