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2020-09-29

米国でリキッドバイオプシーが固形がん検査として承認される


血液などの体液だけでがんを診断する技術が進んでいます。

体液の採取は組織の採取より侵襲が少なく容易
リキッドバイオプシーは、血液などの体液を検体として、がんから遊離した成分によって、遺伝子の変異を明らかにし、がんの性質を調べます。組織を採取するよりも、侵襲が少なく、手軽に何度も行える上に、組織を採取することが難しい部位のがんでも対応可能です。米国FDAは、リキッドバイオプシー「ガーダント360」をEGFR T790M遺伝子変異陽性転移非小細胞肺がんの治療薬であるタグリッソの効果を事前に判断する検査として承認しました。リキッドバイオプシーと一連の遺伝子変異を一度に解析する次世代シーケンシングの組み合わせが、固形がんの治療薬の事前検査として承認されるのははじめてのことです。

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