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2020-09-30

線虫によるがん検査が一般発売に


線虫は極めて優れた嗅覚を持っており、少量の尿からがんの有無を識別します。

手軽ながん検査は早期発見の一助に
線虫は優れた嗅覚を持っており、それを利用したがん検査「N-NOSE」は1滴の尿から15種類のがんの有無を調べることが出来ます。精度は86.3%、ステージ0や1など早期であっても見つけられます。既に今年の1月には実用化され、一部の医療機関などを通じて利用することが出来ましたが、10月末にはインターネットを通じて一般に検査キットが販売されることになりました。検体はN-NOSEを提供するHIROTSUバイオサイエンスの東京、福岡にある拠点に持参し、後日検査結果が郵送されてくるという手順になります。今後、検体の郵送にも対応することを検討するほか、早期発見が難しく、極めて予後が悪い膵臓がんのにおいを識別する線虫の開発も行っているそうです。がんは早期発見が感じですが、検査が面倒でついつい後回しにしてしまう方は少なくありません。こうした手軽で制度の高い検査の普及が早期発見の一助になれば何よりです。

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