2024-06-25
口腔内細菌の検査で胃がんの早期発見が可能に
胃がんの早期発見の新たな手法が開発されるかもしれません。
胃がん患者と胃がんの前段階の方ではほぼ同じ状態
米国ラトガーズ・ロバート・ウッド・ジョンソン医科大学の研究で胃がん患者やその予備軍の口腔から採取した細菌サンプルにおいて、健常者から採取したものとは、明らかな差異を確認出来たという発表がありました。胃がん患者30人、胃がんの前段階にある患者30人、健常者38人から口腔内細菌サンプルを採取して比較したところ、胃がん群及び前がん群と健常者群では明らかな違いがあり、胃がん群と前がん群fでは殆ど違いがありませんでした。具体的には、胃がん群ではヘリコバクター属、セレノモナス属、ラクトバチルス属など32種類の細菌属が、前がん群でも胃がん群と類似した23種類の細菌属が、対照群と比べて際立っていました。この口腔内細菌群サンプルは、口腔内洗浄検査で容易に採取出来るため、手軽な検査で胃がんを早期に発見出来る手法が開発出来るのではないかと注目されています。
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