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2024-03-14

著名人がんサバイバーが入院時に個室代400万円と発言し、誤解を招く

病院側の都合で個室に入院した場合、差額ベッド代は請求出来ません。

言葉足らずな発信は誤解を招く

アナウンサーの笠井信輔さんは、2019年に悪性リンパ腫の治療のため、4か月入院。当初は大部屋を希望していたが、ステージ4と症状が重篤であったため、ナースステーションに近い個室に入ることになり、差額ベッド代として400万円がかかったことを、SNSを通じて告白しています。ただ、この投稿に対しては個室が病院側の都合であれば、差額ベッド代は請求されないのではないかという指摘があり、笠井さんは最終的には自身の判断であったと回答しています。我が国の公的医療保険は、保険適応の範囲であれば、医療費の自己負担は3割以下。また、高額療養費の制度によって月々の支払には所得に応じた上限もあります。著名人が自身の闘病体験をSNSなどで発信することは、患者やその家族にとって参考になったり、勇気をもらえたりしますが、言葉足らずな発信で思わぬ誤解を生むことがあります。

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