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2020-05-11

がん患者の新型コロナウイルスによる死亡率は約3倍


がんも、感染症も食い止めているのは免疫です。

がん患者は免疫が低下している
新型コロナウイルスの感染拡大はまだ収束しそうにありません。既往症のある患者の重症化や死亡リスクは既に問題視されていますが、米国・中国・シンガポールの研究者によるとがん患者が新型コロナウイルスに感染した場合、死亡率はがんに罹患していない方の2~3%に比べて約3倍にもなるとのことです。また、集中治療室に入ったり、人工呼吸器・人工心肺が必要になったりする重症化リスクも高いそうです。この内容は米国のがん医療専門誌『Cancer Diiscovery』に掲載されました。健常者でも毎日、がん細胞が何千個も発生していますが、これを迅速に排除し、がん発症を未然に防いでいるのは免疫です。免疫が低下しているから、がんに罹患し、またがん細胞は生き延びるために、様々な手段で免疫を抑制します。こうした免疫の低下が死亡率を上げていると思われます。

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