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2024-01-29

コロナ禍でmRNAワクチンがすぐに実用化された理由

mRNAは体内で様々な蛋白質を合成します。

任意の抗原を提示して、免疫を刺激

世界的なコロナ禍が起こって、既に4年が経過しようとしています。その中で登場し、世界中で多くの方に投与されたのがmRNAワクチンです。私たちの体は、成長や生命維持のため、常に細胞分裂を繰り返しています。その際、細胞の核の中にあるDNAが複製されるのですが、DNAを転写したmRNAが塩基の配列通りにアミノ酸を集めて、蛋白質を合成していきます。DNAには生命の設計図が記載されているというわけです。この仕組みを利用して、体内で任意の蛋白質を合成し、それを抗原(目印)として攻撃するよう、免疫を刺激するのがmRNAワクチンです。実は、このワクチンは、自らの免疫でがんを制圧するという目的で、既に開発が続けられていました。どんな異物を、何を目印にするかを工夫すれば、mRNAワクチンは様々なタイプを作ることが出来ます。そのような背景があって新型コロナウイルス向けのワクチンは感染拡大から然程時間を置かずに実用化出来たのです。

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