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2023-11-07

光免疫療法は、がんだけでなくウイルスや細菌対策にも

光免疫療法の応用範囲は、現在承認されている頭頸部以外のがんに止まりません。

ウイルスや細菌を狙い撃つ

光免疫療法は、光に反応して発熱する色素を、抗体医薬品を利用して、がん細胞に送り届け、そこに光を当てることで、がん細胞のみを狙い撃つという画期的な治療です。現在、保険適用となっている頭頸部がんに加えて、様々ながんへの応用が期待されています。抗体医薬品を変えることで、様々な標的を狙うことが出来ますが、これはがん細胞に限ったことでありません。抗生物質では太刀打ち出来ない細菌、感染症への有効な治療が確立出来ていないウイルスなども対象となり得ます。抗生物質では続けているうちに薬剤耐性が生じたり、体内の善玉菌にまでダメージを与えたりする懸念がありますが、光免疫療法で狙い撃つことで、そのリスクを軽減出来るのです。

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