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2022-06-16

光免疫療法の新たなアプローチとは?


光免疫療法にはさらなる可能性が秘められています。

免疫の邪魔をする制御性T細胞を排除

光免疫療法は、抗体の仕組みを利用して、色素をがん細胞に送りんだところに、光(近赤外線)を照射し、色素が反応して発熱することで、がん細胞をピンポイント破壊します。がん細胞を効率よく排除出来ます。そして、今、新たなアプローチとして取り組まれているのが、制御性T細胞をターゲットとすることです。免疫とは複雑な仕組みであり、免疫細胞の中には免疫が自分自身を攻撃するのを防ぐように働く制御性T細胞というのが存在します。厄介なことにこの制御性T細胞は、真ん中細胞ががん細胞を攻撃する際にも邪魔をするのです。光免疫療法の新たな取り組みは、抗体を工夫することで、この制御性T細胞に色素を送り込んで破壊し、がん細胞の攻撃を邪魔しないようにさせることです。既に研究は進んでおり、実用化が待たれています。

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