アリババが日中医療ツーリズムに参入

日本の医療を求めて。世界から患者が訪れます。

世界でもトップクラスの医療水準世界最大のEC企業「アリババ」が日本の医療サービスを中国の消費者に提供するためのツーリズム事業に着手することになりました。我が国の医療の水準は世界でもトップクラスであり、新型コロナウイルスの感染拡大で一旦は落ち着いていましたが、世界から検査や治療を希望する外国人が訪れており、これからはさらにその数が増加していくと予想されています。皆保険制度の恩恵で誰もが質の高い医療サービスを大きな負担なく受けられることが日常になっていると、なかなか意識することがありませんが、日本は医療に関しては恵まれた環境であることは事実です。がん治療においても標準治療は当たり前の治療のように思われがちですが、手術を受けて入院し、その後に抗がん剤の投与を受ければ、医療費は数百万円の単位になります。健康保険で一部を自己負担するだけで済み、一定の金額を超えれば、高額療養費制度で支払に上限があるから、実際の医療費を意識していないだけなのです。これが諸外国になると医療保険は個人での加入であることが多く、経済的な問題で治療を断念する患者は少なくありません。