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2020-03-24

がんにならない生き方よりがんになっても死なない生き方を

日本人の2人に1人ががんになる時代です。

がんによる死亡率は下がっている
がん患者は今なお増え続け、毎年100万人以上が新たにがんと診断されます。今や日本人の2人に1人ががんになる時代です。また、がんで亡くなる方も増え続けています。しかし、治療が進歩し、生存率が上がっていく中で、高齢化などの要素を加味すると、がんによる死亡率は下がっています。これから先もその傾向は続くでしょう。

因みに米国では国を挙げてがんという病気に取り組み、食事をはじめ生活習慣の改善を呼びかけたことが、時間はかかりましたが結果になり、現在ではがん患者は減少に転じています。

基本は早期発見・早期治療
がんにならない生き方は、多くの関心事でしょう。がんにならないためには様々な原因から取り組むことが求められます。しかし、遺伝や環境など様々な背景があって発症する病気ですから、一気に解決というわけにはいきません。私たちが今やるべきことは、がんにならない生き方以上にがんになっても死なない生き方ではないでしょうか。

がん克服の基本は早期発見・早期治療です。医療先進国といわれながらがん検診の受診率は4割程度といわれます。精度が疑問視されているバリウム検査は当たり前のように健康診断のメニューに入っています。また、進行がんに対しては標準治療だけでは限界があることが明らかなのに、保険診療以外は頑なに認めない風潮は続いています。

日本人の2人に1人ががんになる時代、がんは他人事ではありません。医師や医療機関に任せるのではなく、自分で考えて判断することが求められます。

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