2023-07-27
乳がんの2割は、思春期に起こる遺伝子変異が発端
がんは、遺伝子変異で細胞ががん化してから、長い時間をかけて発症します。
10歳前後で細胞の変異がはじまる
乳がんの中には特定の遺伝子の変異によって発症するがんがあります。京都大学などのグループの研究でこうした乳がんは、10歳前後の思春期に最初の細胞の変異が起こり、その後に同じ変異を持つ細胞が増殖するなどして、数十年程度をかけて乳がんを発症していることがゲノム(全遺伝情報)の解析で明らかになりました。23対ある染色体の1番目と16番目の間で異常が形成されたタイプで、乳がん患者の2割を占めています。
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