2023-06-21
オプジーボとヤーボイに重大な副作用として髄膜炎を追加
免疫は微妙なバランスの上に成り立つ仕組みです。
免疫に手を加えるリスク
厚生労働省は、免疫チェックポイント阻害剤「オプジーボ」「ヤーボイ」について添付文書に重大な副作用として髄膜炎を追加するよう指示しました。オプジーボは国内で27例、ヤーボイは21例が報告されていますが」、それぞれ21例と16例について因果関係が否定出来ないとしています。免疫チェックポイント阻害剤は、がんが免疫を抑制した状態を解除し、免疫を回復させることで、がんを叩きます。免疫は異物を攻撃する仕組みですが、自らを攻撃することがないよう、微妙なバランスの上に成り立っており、そこに手を加えることで、自己免疫疾患という重篤な副作用を招くことがあります。
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