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2023-05-16

理研ジェネシスの肺がんCDxがKRASなどにも適応拡大


肺がんは、遺伝子の変異に応じて様々な分子標的薬が開発されています。

KRAS遺伝子などの変異の検査として

理研ジェネシスの肺がんCDx(コンパニオン診断薬)であるAmoyDx肺癌マルチ遺伝子PCRパネルが、7種のドライバー遺伝子を対象とするマルチプレックス検査として保険適応になりました。2022年1月に5種のドライバー遺伝子(EGFR、ALK、ROS1、BRAF、MET)を対象として保険適用を受けていますが、今回、KRAS遺伝子変異(G12C)とRET融合遺伝子にも拡大されています。従来は11種類の分子標的薬のCDxとして使用されてきましたが、これによってKRAS阻害薬「ルマケラス」、RETキナーゼ阻害剤「レットヴィモ」のCDxとしても使用が可能になっています。肺がんは遺伝子の変異によって様々な分子標的薬が開発されており、遺伝子の変異を明らかにすることで、分子標的薬の効果を予測するCDxの役割は重要です。

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