2022-11-25
キイトルーダやオプジーボも、数年後には特許切れ
莫大なコストと長い時間を費やして開発した医薬品でも、特許は最長で25年です。
キイトルーダは2028年に特許切れ
従来のがん治療薬とは全く異なる作用機序で、一気に売上を伸ばした免疫チェックポイント阻害剤ですが、キイトルーダは2028年、オプジーボも2031年には特許切れとなります。新薬の開発には莫大な費用と何年もの時間がかかるため、少し早いような気がしますが、特許の期限は20年、医薬品については開発から実用化まで時間がかかることが考慮されて、最長5年の延長がありますが、それでも25年です。一般に特許が切れた医薬品は、情報が公開されており、ジェネリック医薬品が開発されます。分子標的薬や免疫チェックポイント阻害剤などのバイオ医薬品に関しては類似のBS(バイオシミラー)が開発されます。既に製品化されている医薬品の後発ですから、効果や安全性を確認する治験を短縮出来るため、コストダウンを薬価に反映し、より廉価にすることが可能です。分子標的薬のベストセラーのひとつであるハーセプチンも、数年前に特許切れを迎え、既にBSが投入されています。効果とん安全性には一定の評価があるハーセプチンの市場を崩すとはいえないまでも、一定の売上にはなっています。
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