2022-10-17
eNK細胞が肺がん由来の細胞塊に対して抗腫瘍効果を示す
NK細胞は、活性が高ければ、がん細胞を迅速に排除します。
他人のNK細胞でも拒絶反応は起こらない
eNK細胞は、様々な細胞に分化するiPS細胞から作り出したNK細胞に、がん細胞への攻撃性を高めるよう、遺伝子を改変したものです。NK細胞は、活性が高ければ、異物を迅速に発見・排除します。また、自身の細胞でない他家由来の細胞であっても拒絶反応が起こりません、患者自身のNK細胞を培養して強化し、再度戻す治療は以前からありましたが、NK細胞は活性の高い状態で培養することが困難で、なかなか普及していません。そこで、iPS細胞を経由し、さらには遺伝子の改変によって攻撃力を高めたeNK細胞が開発されたのです。10月12日、eNK細胞の開発を行っているヘリオスは、肺がん由来の複数種の細胞塊に対して抗腫瘍効果を確認したrと発表しています。
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