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2022-08-18

血液がんの患者でもブースター接種で一定の免疫は獲得出来る


血液がんの患者は、免疫が低下した状態になります。

抗体が確認出来た患者の死亡例はゼロ

血液がんの患者は、造血幹細胞ががん化するため、免疫が十分に機能しない状態になります。さらに、抗がん剤などで免疫細胞がダメージを受けると、その傾向はさらに強くなることがわかっています。米国ブラウン大学のグループは、18歳以上の血液がんの患者378人について新型コロナウイルスワクチンの初回接種後とブースター摂取後について調査を行ったところ、初回接種後には抗体が検出されたのは181人(48%)に留まりましたが、初回接種では抗体が確認出来なかった患者85人のうち、1回目のブースター接種後には48人(56%)が抗体を確認出来ました。因みに調査期間中に33人が新型コロナウイルスに感染し、3人がそれが原因で死亡しましたが、ワクチン接種後に抗体が確認出来た患者については死亡者はいませんでした。この研究からは血液がんの患者でもワクチン接種は有効で、さらにブースター接種に関しては一定の免疫を獲得出来ることがわかります。

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