2022-02-24
αガラクトシルセラミド
カイメンの一種から抽出されるαガラクトシルセラミドは、T細胞とNK細胞の性質を兼ねるNKT細胞を活性化させるスフィンゴ糖脂質という成分です。NKT細胞は、自ら異物を認識し排除しますが、それ以上の働きとしてNK細胞やCTL、B細胞、樹状細胞、マクロファージなどの免疫細胞を刺激するサイトカインを、多量に分泌し、免疫全体の底上げを行います。NKT細胞は極めて数が少なく、培養が困難なため、αガラクトシルセラミドを活用したがん治療が開発されています。
関連記事