2021-12-22
光免疫療法が米国で新たな臨床試験を申請
光免疫療法は、現在国内で承認されている頭頸部がん以外にも、様々ながんへの応用が期待されています。
皮膚と頭頸部の扁平上皮がんが対象
国内では頭頸部がんに保険適用になった光免疫療法ですが、米国では新たに皮膚扁平上皮がん、頭頸部扁平上皮がんへの承認に向けて臨床試験の申請が行われました。今回の臨床試験は、CD25を抗原とするモノクローナル抗体と光に反応する色素「IR700」が結合したRM−1995です。現在、国内で頭頸部がんに対して承認されているアキャルックスは、EGFRを抗原とするモノクローナル抗体「セツキシマブ」とIR700を結合させたものです。光免疫療法は、抗体の働きでIR700をがん細胞に送り込み、そこに光を当てることで、がん細胞を破壊するという仕組みです。がんの性質に応じて抗体を入れ替えることで、様々ながんへの応用が期待されていました。
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