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2021-12-01

新型コロナウイルスワクチンは、がん患者でも有効


がん患者は、新型コロナウイルスに感染すると、重症化や死亡のリスクが高いことがわかっています。

がん患者でも積極的に新型コロナウイルスワクチン接種を

基礎疾患がある場合、新型コロナウイルスに感染すると、重症化や死亡のリスクが高いことはわかっています。このことは免疫が低下しているがん患者においても同様で、ワクチンの接種が奨励されていますが、オランダのフローニンゲン大学医療センターではモデルナ製ワクチンの固形がん患者に対する効果を検証しました。18歳以上、余命12か月以上の被験者を4つのグループ(健常者、化学療法を行っている患者、免疫療法を行っている患者、化学免疫療法を行っている患者)に分け、モデルナ製ワクチンを28日間隔で2回投与し、さらに28日後の時点で抗体反応を測定しました。その結果、抗体値が一定の基準を上回った割合は、健常者で100%、化学療法を行っている患者で97%、免疫療法を行っている患者で99%、化学免疫療法を行っている患者で100%となりました。この結果は、がん患者であっても健常者と同様の効果がもたらされることを物語っており、新型コロナウイルスは積極的に接種すべきであるといえるでしょう。

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