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2017-02-16

10年生存率からわかること 1

国立がん研究センターが部位別の10年生存率を発表しました。この数字からわかることを読み解いてみましょう。今回は日本人に多い大腸がん、胃がん、肺がんについてです。

 


ステージが進むと、10年生存率は急激に悪化
国立がん研究センターが2000~2003年にがん治療を行った4万5359人を対象に算出した部位別の10年生存率が公開されました。患者の多い大腸がん、胃がん、肺がんを中心に数字を読み解いてみましょう。大腸がんは全体で69.2%ですが、ステージ3で74.3%なのがステージ4になると8.3%と一気に悪化。胃がんも全体では67.3%ありますが、ステージ1では93.9%なのが、ステージ2で55.8%、ステージ4に至っては7.0%にまで下がります。肺がんは全体で32.6%と厳しい数字になりますが、ステージ1では68.3%あるのに対して、ステージ2で28.8%と半分以下になっています。大腸がん、胃がん、肺がんは早期発見が可能
いずれも早期発見・早期治療が生存の鍵になることがおわかりでしょう。大腸がんも胃がんも内視鏡によってかなりの確率で発見が可能です。また、肺がんでは近年、CTによる検査も行われており、小さな腫瘍でも見つけることが出来ます。日本人は、2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで亡くなるにもかかわらず、がん検診を受ける方は4割程度と、実にお粗末な数字です。数字は何よりも現実を雄弁に物語ります。手遅れになってから嘆いても遅いのです。

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