2021-07-29
7月は膀胱がんの啓発月間
膀胱がんは治療し易いが再発もし易いがんです。
膀胱全摘出はQOLの観点から避けたい
男性に多い膀胱がんは、初期の症状として血尿などが出るため、比較的早く発見されるケースが多くなります。また、粘膜下層までで留まって浸潤や転移の少ないがんであることが多く、比較的治療し易いがんといえますが、再発が多いという一面があります。がん細胞やがんになりかけの細胞が膀胱内に数多く留まっていることが原因と考えられています。再発を軽減するには、根治を目指して、膀胱を全摘出することが、第一の選択肢となりますが、膀胱をなくすと自然な排尿が出来なくなり、QOLの観点からは避けたいところです。がんが消えても、その後の生活の改善や定期的な検査など十分なフォローが必要です。
関連記事