2021-04-23
オプジーボが胃がんの一次治療として米国で承認
様々ながんに適用が拡大されているオプジーボですが、米国では胃がんの一次治療として承認されました。
PD-L1が陽性かどうかを問わず適用に
オプジーボが胃がんの一次治療として米国で承認されました。がん細胞は、その表面に発現するPD-L1を免疫細胞(T細胞)のPD-1に結合させ、がん細胞に対する攻撃にブレーキをかけます。オプジーボは抗PD-1抗体であり、PD-L1より先にPD-1に結合することでこの免疫抑制を出来なくしてしまいます。従って、基本的にはPD-L1陽性のがんに対して効果が期待出来るのですが、今回の承認に至った治験においては、抗がん剤だけを投与するよりも、抗がん剤とオプジーボを併用したほうが、有意な結果が出ており、PD-L1が陽性かどうかを問わず承認されています。
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