2021-03-29
レンビマが胸腺がんに適用拡大
胸腺がんは早期では手術や放射線による治療が行われますが、進行すると化学療法の選択肢がありませんでした。
10万人に1人以下という希少がん
標準治療は、多くの症例を通じてデータを集め、効果と安全性を確認した上で確立されています。従って、症例の少ない希少がんでは標準治療が確立されていません。手探りの治療になる場合もあれば、そもそも適用となる治療がない場合もあります。患者数が10万人に1人以下の希少がんの一種である胸腺がんは、早期であれば手術や放射線による治療を行いますが、進行して手術が出来なくなると、特に化学療法の選択肢がありませんでした。そんな中、分子標的薬のレンビマが、切除不能胸腺がんの治療薬としてはじめて承認されました。
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