2021-03-19
キイトルーダが、部位を問わないTMB-High固形がんに適用追加を申請
がんの部位ではなく性質(遺伝子の変異)に応じて治療を選択するのがゲノム医療です。
TMB-Highのがんには免疫チェックポイント阻害剤が奏効
免疫チェックポイント阻害剤「キイトルーダ」を製造・販売するMSDは、TMB-High(進行・再発腫瘍遺伝子変異量高スコア)固形がんの適用追加申請を行ったと発表しました。TMB-Highは悪性黒色腫、非小細胞肺がん、大腸がん、子宮内膜がんに多く見られる遺伝子変異で、免疫チェックポイント阻害剤が奏効し易いといわれています。これまで標準治療は基本的に部位別にガイドラインが確立されきました。しかし、がんで亡くなる方がなかなか減らない中、がんの部位ではなくがんの原因である遺伝子の変異に応じて治療を選択するゲノム医療に、舵が切られつつあります。
関連記事