2020-06-18
2019年度の医薬品売上高トップはキイトルーダ
免疫チェックポイント阻害剤の代表的な製品といえばキイトルーダにオプジーボ。このところの売上の伸びは明暗が分かれる結果となりました。
キイトルーダの売上は6割以上アップ
日刊薬業の集計によると2019年度の国内医薬品における製品別売上高のトップは免疫チェックポイント阻害剤「キイトルーダ」でした。2018年度は5位でしたが、2018年12月に全ての小細胞肺がんの1次治療に使えるよう適用拡大になり、その後、特定の遺伝子変異(高頻度マイクロサテライト不安定性)がある固形がんであれば、部位を問わず投与出来るようにもなりました。これらの適用拡大を背景に、1年間で売上を409億円、6割以上アップさせています。競合のオプジーボは昨年度と同じ4位ですが、売上は3.6%減。対照的な結果となっています。オプジーボは既存の抗がん剤とは異なる作用機序で、一躍注目を浴び、売上を伸ばしましたがが、同じ小細胞肺がんに保険適用であっても、1次治療から使えないというのが、この結果に繋がっています。
関連記事