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2022-07-22

がん抑制遺伝子を活性化するジュースが製品化


がんは遺伝子の病気ですが、がんにならないよう作用する遺伝子もあります。

原料はカカドゥプラムとザクロ

がんは、遺伝子の異常で細胞ががん化し、無制限かつ無秩序に増殖していった結果です。しかし、本来、細胞には遺伝子の異常を修復したり、修復が間に合わなければ、自然な細胞死に誘導する仕組みとしてがん抑制遺伝子が備わっています。がん抑制遺伝子は、P53など幾つも発見されていますが、そのひとつであるRBは様々なながんで失活しており、これを活性化させることで、多くのがんの発症をコントロール出来ることがわかっています。京都府立医科大学のグループは、このRBの研究を重ね、食品メーカーと共同でRBを活性化する果物を原料とするジュースを開発しました。主な原料は豪州に自生するカカドゥプラムと日本でも馴染みのあるザクロ。いずれもRBの活性を上げる働きが明らかになっています。

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