2019-07-04
楽天メディカルが光免疫療法の治験結果を発表
米国で行われた光免疫療法の治験では、40人のうち、4人のがんが消失、9人のがんが縮小したそうです。
光免疫療法は先駆け指定制度の対象に
楽天グループのトップである三木谷浩史氏が出資する楽天メディカルは、新たながん治療として注目されている光免疫療法の治験結果を発表しました。米国手術や抗がん剤が効果がなかった頭頚部がんの患者30人に対して行われた第2相aの治験では、4人のがんが消失し、9人のがんが縮小したそうです。国内でも既に治験がはじまっており、今年の4月には厚生労働省から短時間で審査を受けられる先駆け審査指定制度の対象にもなっています。
がん細胞を効率よく攻撃し呼び水効果も
光免疫療法は、がん細胞に集まる抗体を利用して、光(近赤外線)に反応して発熱する色素を、がん細胞に送り込んだ後、光を当てて発熱させることで、がん細胞を破壊します。がん細胞を効率よく攻撃すると同時に、それを呼び水に免疫を刺激し、がんを叩くという効果も期待出来ます。
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