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2022-08-08

固形がんを遺伝子の変異によって8つのタイプに分類


がんは遺伝子の変異で起こる病気であり、それに応じて治療を選択するという流れになりつつあります。

遺伝子の変異によって免疫チェックポイント阻害剤の効果を予測

近畿大学や京都大学のグループは、約1万症の固形がんのデータを分析し、遺伝子の変異によって全ての固形がんを8つのタイプに分類するプログラムを開発しました。また、免疫チェックポイント阻害剤を使用した患者のデータを分析し、この分類によって免疫チェックポイント阻害剤の効果を予測出来ることを証明しています。我が国の医療は外科主導で発展し、標準治療は部位別に確立されてきました。しかし、遺伝子の変異によって起こるがんは、部位が同じでも全く別の性質を持つことがあり、本来はそれに応じて治療が選択されるべきです。近年、遺伝子の変異に応じて部位を問わず免疫チェックポイント阻害剤のキイトルーダが使えるようになったり、遺伝子の変異に応じて分子標的薬を選択するための遺伝子パネル検査が保険適用になったりしています。

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