Home › がんと闘う › 【がん治療最前線】治療を中心に、患者目線で最新情報を配信 › オプジーボの併用療法に新たな選択肢 2018-09-05 オプジーボの併用療法に新たな選択肢 オプジーボは他のがん治療薬との併用で奏効率が高まることがわかっています。 オプジーボとカボザンチニブの併用療法が臨床試験中 免疫チェックポイント阻害剤「オプジーボ」「ヤーボイ」は併用することで効果が高まるため、既に悪性黒色腫では保険適応となっており、腎細胞がんでも承認申請が行われています。免疫チェックポイント阻害剤は、がん細胞が免疫細胞(T細胞)の免疫チェックポイントに働きかけて、がん細胞を攻撃出来ないようにすることを防ぎますが、オプジーボとヤーボイではそれぞれ異なる免疫チェックポイントに作用するため、併用が可能なのです。この他にも併用の幅は広がっています。海外ではオプジーボと分子標的薬「カボザンチニブ」との併用が腎細胞がんに対して臨床試験が行われており、国内でも間もなくスタートする見込みです。 00 関連記事 手術後6か月で入れる大腸がん・胃がん経験者向けのがん保険 遺伝子改変で様々ながん細胞だけを傷害するT細胞を開発 気功が、がんサバイバーの倦怠感を軽減することが、比較調査で明らかに キイトルーダがTMB-High陽性の固形がんに適応拡大 5年生存率が1.6%しかなくてもその1.6%に入るための治療がある がん撲滅サミットで光免疫療法の治験の成果が発表されるか オプジーボが切り開いた免疫治療という領域