Home › がんと闘う › 【がん医療考現学】がんと周辺の話題を辛口に › 全身転移から10年、仕事を続ける樹木希林さんの治療 2018-05-26 全身転移から10年、仕事を続ける樹木希林さんの治療 女優の樹木希林さんは2004年に乳がんが見つかり、乳房を切除。その後、全身への転移を乗り越えているがんサバイバーです。 抗がん剤は使わず、ピンポイントで放射線を照射 カンヌ映画祭でパルムドールに輝いた『万引き家族』で好演した女優の樹木希林さんは、2004年に乳がんと診断され、右の乳房を切除。その後、2008年には腸や副腎、脊髄にまで転移していることが明らかになりました。2013年には全身がんであることを公表して話題になっています。転移から10年、がんと上手につきあい、女優としての仕事を続けていることになりますが、その間の治療に関しては明確なポリシーがあるようです。抗がん剤は使わず、ピンポイントで照射出来る放射線治療を繰り返したことが奏功したとか。どんな治療が効くかは人それぞれであり結果論になるのかもしれませんが、自ら考えて選択することが大切なのだと考えさせられます。 00 関連記事 茨城県ががん先進医療に利子補給 治療をしないことは選択のひとつ がんゲノム医療、治療に行き着くのは1割 標準治療は決して安くない 前立腺がんの5年生存率は100% 保険適応が大幅に拡大されたダ・ヴィンチに廉価版が がんゲノム医療をわかりやすく解説1 がんゲノム医療で何が出来る?