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2017-12-22

ハチの毒にがん細胞だけを消滅させる成分が

数年前、南米に住むアシナガバチの一種の毒に抗がん作用があることが発見されました。

ハチの毒に含まれる成分が、がん細胞を自然死に
ロシアの国立ニジェゴロド大学のグループは、ミツバチの毒からがん細胞を消滅させる薬を開発しようとしていることが、トルコのイスタンブールで開催された養蜂に関する国棹会議で発表されました。数年前、南米に生息するアシナガバチの一種の毒に抗がん作用があるという論文が、米国生物物理学会が発行する『バイオフィジカルジャーナル』に掲載されました。アシナガバチの毒に含まれる成分が、がん細胞のミトコンドリアに侵入して、自然死に誘導するため、正常な細胞には影響を与えることなく、がん細胞を消滅させることが明らかになっています。国立ニジェゴロド大学のグループは一般的なミツバチの毒から同様の作用を持つ物質を作ろうとしています。
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