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2017-11-10

大腸がんステージ4、40代男性の闘病記 3

心が折れそうになったこともあったが、今は絶好調

大腸がんステージ4、40代男性の闘病記 1 
大腸がんステージ4、40代男性の闘病記 2

 

一進一退。CEAが2倍に
9月5日。iGS4000は6個×3回で18個使用。オキサリプラチン+5FUを2週間ごとに、アービタックスは毎週という治療計画です。CEAは前回の倍に。体調は変わりなく、普段通りの生活なのですが……。まだまだ元気です。死ぬ気はありません。

CEAが2倍に……

守るために飲んでいたiGS4000を、攻めるために増量
9月13日の検査結果ではリンパ球の数値が上がりました。肝機能も回復したので、アービタックスの投与を受けました。主治医は肝機能が悪くなっているだろうと読んでいたのか不思議そうでした。スチバーガの治療を止めて、今回の治療に変えてからのほうが調子がいいです。今まで様子を見ながら、少しずつ増やしていたiGS4000ですが、メーカーに問い合わせたところ、たくさん飲んでも毒性がないという研究結果が出たといわれ、今度は攻めの方針にし、十分に数値が下がるまで増量していくことにしました。アービタックスでがんの増殖を抑え、自前の免疫とiGS4000でがんをやっつける作戦です。9月13日には1日19個だったiGS4000を、次回の検査日である10月3日までに1個ずつ27個までに増量します。

1か月で腫瘍マーカーが半分に下がった
10月2日に造影CT検査と診察がありました。嬉しいことに問題であった肺の腫瘍は小さくなって、肝臓の腫瘍も2割小さくなっていました。先週から倦怠感や眠気があったので心配していましたが、もしかしたら5-FUの副作用かもしれません。結果が出てよかったです。iGS4000を効果を発揮していると実感出来るまで増やし、デトックスにいいという炭のサプリを飲み出してから、足のむくみが気にならなくなりました。ベクティビックスを使った時ほどの皮膚障害も出ていません。主治医は、CTの検査結果がよくなっているので、CEAは気にしなくていいと励ましてくれます。11月の検査では腫瘍マーカーも目に見えて下がりました。

主治医からのコメントでは「CTで腫瘍が小さくなっているので、CEA値は気にしなくていい」とのこと


心が折れそうになったこともあったが、今は絶好調
春までに腫瘍を消してやろうと、新たな目標を立てました。今後の作戦としてはiGS4000を1日30個まで増量。これは検査結果が出たタイミングで、様子を見て調整していきます。デトックス作用がある炭を飲んでいるほか、乳酸菌飲料を2種類飲んでいますが、腸内環境改善の対策を強化する必要があると思います。標準治療は主治医と連携をとり、計画的に進めていく予定です。がんだと告知を受けた時、大腸の手術後すぐに肺やリンパ節、肝臓に転移があるとわかった時、痛みが出た時、努力しても白血球や腫瘍マーカーの数値が悪くなっていた時、画像で腫瘍が大きくなっていた時。標準治療を全てやりきったといわれた時……表には出しませんでしたが、数えきれないほど絶望感を味わいました。諦めかけたことは何度もありました。ですが、今、体調は絶好調。まだまだ頑張れます。

 

 

 

欧米では分子標的薬で腫瘍が大きくなるのを食い止めて、免疫の力でがんを治すという考え方が主流です。日本では分子標的薬は原則、抗がん剤と一緒に処方されます。抗がん剤の副作用を抑えることが出来れば、自前のNK細胞が十分に働いて、腫瘍を小さくすることが可能でしょう。Hさんの受けた標準治療は、既にサードラインを過ぎ、出来る治療をやり尽くした状態でした。今回のモニター調査ではがんの種類、年齢、抗がん剤治療を受けてきた期間、がんの進行状況によって、奏効する量が違うことがわかってきました。今後もHさんの生の声をお届けする予定です。

 

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