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2017-02-13

がんの高額な医療費をクラウドファウンディングで集める

インターネット上で寄付や出資を呼びかけるクラウドファウンディングで、高額ながんの治療費を集めることに成功した方が話題になっています。


がんの治療費として1900万円が集まった
英国ではひとりの末期がん患者がクラウドファウンディングで先端治療の費用を集めたことが話題になっています。サウザンプトンに住むグレッグ・ギルバートさんは、昨年の秋にがんとの診断を受けました。がんとわかった時点では、腫瘍は腸から肺に転移し、既に手術は不可能な状態でした。いろいろな情報を集めた結果、唯一の望みを託したのはアバスチンという薬でしたが、保険適用外のため、1400万円もの費用を捻出する必要があったのです。そこで、クラウドファウンディングサイトで寄付を募ったところ、ギルバートさんがメンバーであるバンドのファンの働きかけで、1900万円tを集めることに成功したのです。

がんとの闘いは情報、資金、意志の力が大切
がんとの闘いは総力戦です。まずは標準治療では諦めなくてはいけない状況でも、自分に出来ることを探す情報力。これはインターネットの普及で以前とは比較にならないほど様々な情報が手に入るようになりました。そして、資金力ですが自由診療となると相応の医療費がかかることは覚悟しておく必要があります。クラウドファウンディングを使えなくても、がん保険や生命保険の特約などで大きな出費に備えておけば、数百万円の医療費でも賄うことは不可能ではありません。そして、何よりも大切なのは強い意志の力ではないでしょうか。クラウドファウンディングを活用した発想力と行動力は見事ですが、何としてもがんに勝とうとした思いの結果といえます。
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