toggle
2016-11-01

ステージ4の膀胱がんから復帰した竹原慎二さん(前編)

gansider_shinji_takehara2
日本人には絶対出来ないといわれていたミドル級世界王座奪取を果たしたことで知られる元ボクサーの竹原慎二さん。一昨年に膀胱がんと診断され、ステージ4と深刻な状態でしたが、2度の手術を経て仕事に復帰しています。

 

「調べれば調べるほど絶望的な状況だとわかってきました」

 

──がんと診断されたきっかけは?
3年前、頻尿や血尿が続いて、病院にかかっていました。前立腺肥大などの診断で治療を続けていたんですが、なかなかよくならないので、別の病院を紹介してもらったんです。そこで検査を受けたら、膀胱にがんだとわかったんです。2014年2月のことでした。まさか自分ががんになるとは思っていなかったから驚きました。

──具体的な治療は?
はじめは腫瘍は見当たらず、上皮内がんだろうという診断でした。そこで検査手術をしたんですが膀胱の中にもがんが出来ていたんです。目で見える範囲の腫瘍は、その場で内視鏡で切除しました。その後、病理検査をしたところ、がんが浸潤しており、ステージ4という診断でした。すぐには手術が出来ないので、抗がん剤を使って、腫瘍が小さくなったら手術をすることにしたんです。

──ステージ4とは厳しい宣告ですね。
病気や治療についていろいろ勉強したんですが、調べれば調べるほど切望的な状況だとわかってきました。5年後とかの生存率はかなり悲観的になる数字です。ああ、これはもう終わったなと。実はこの後の抗がん剤治療からは別の病院にかかることにしました。

──診療などに問題があったのですか?
一番最初にかかっていた病院では、なかなかがんだと診断してもらえませんでした。そこから紹介された病院ですから、不信感がなかったといえば嘘になります。実際、検査の後、しばらく放っておかれ、こちらからの催促でやっと診察してもらえたんですが、その場で画像を見て、これは膀胱がんだと。その後も紹介してくれた最初の主治医が何かと口を出してくるわけです。患者である自分よりも先に診察した内容を知っていることもありました。ほかにも出来ることなら何でもやってみようと思い、免疫細胞療法を受けてみたいと相談したんですが、理解して協力してくれるどころか、鼻で笑うような態度をとられ……。そんなことが重なったので、納得してかかれる病院を自分で探して、最終的には東大病院でその後の診療をお願いすることにしました。

後半に続く

株式会社G.L.Wがお届けする国産霊芝有効成分が凝縮された飲みやすいお茶

まごころリアルエステート

Share on Facebook0Tweet about this on Twitter0
関連記事