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2020-07-21

ワッキーさんが闘病中の中咽頭がんの治療で考えるべきこと


手術が出来るがんであっても必ずしもそれが第一の選択肢ではありません。

ワッキーさんは化学放射線療法を選択
お笑いコンビ「ペナルティ」のワッキーさんは。6月に初期の中咽頭がんであることを公表し、放射線と抗がん剤による治療(化学放射線療法)を続けています。標準治療は、部位別にに外科主導で確立されてきました。手術出来るがんは手術するのが第一の選択肢であり、特に早期のがんにおいてはその傾向が強くなります。しかし、手術は体にメスを入れる行為であり、それ自体のリスクや後遺症を伴います。特に術後に生活に支障を来たす可能性がある部位については、その他の選択肢も含めて慎重に検討すべきでしょう。中咽頭のがんを切除すると、発声や食事などに支障を来たし、術後のQOLが著しく低下するリスクはあります。放射線や抗がん剤が進歩し、手術と同様の効果が確認されている場合は、こうした治療も含めて考えるべきです。ワッキーさんにとって話せるかどうかはお笑いタレントとしての生命線。そうした事情を踏まえて治療を選択したことは考えられます。

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