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2020-05-26

標準治療に対する補完医療のあり方


標準治療、特に抗がん剤は免疫を低下させるため、それだけで進行がんを克服するのは困難です。

代替医療一辺倒は危険
我が国ではがんになった場合、殆どの患者は保険診療で標準治療を受けることになります。標準治療は科学的根拠と多くの症例に基づく信頼の置ける治療です。しかしながら、浸潤・転移した進行がんには限界があります。目に見えるがんを取り去っても、進行したがんは細胞の単位で散らばっており、それを患者自身の免疫で抑え込むしかないのですが、標準治療、特に抗がん剤は免疫を低下させてしまうのです。このような標準治療の限界をどう補うかが問題になりますが、現代医学を全く否定して、代替医療一辺倒になるのは危険なことです。実際、代替医療のみでは治療の成果が芳しくないという研究もあります。標準治療に代わる治療というよりは、免疫を上げ、標準治療の限界を補完することが必要です。その意味では東洋医学や食養生、また保険適用になっていない先端医療などを含めた補完医療が求められるのではないでしょうか。

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