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2025-06-02

日本人の大腸がんの半分に特定の腸内細菌が影響

がんは遺伝子の変異が積み重なって発症しますが、その原因がどんどん特定されています。

大腸菌などが分泌するコリバクチンの影響

大腸がんは日本人に最も多いがんです。国立がん研究センターなどのグループが、11か国981人(日本人は28人)の大腸がん患者の全ゲノムを解析を実施し、遺伝子を調べたところ、がんは、大腸菌などの腸内細菌が分泌するコリバクチンという毒素の影響による変異が、日本人の半数で確認され、他の地域と比べて2.6倍以上高いことがわかりました。特に50歳未満の若年の患者に多く、70歳以上の3.3倍にもなっていました。

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