2024-08-22
肥満がちながん患者のほうが、生存率が高い
一般的に肥満は健康によくないと考えられています。
免疫チェックポイント阻害剤は、肥満がちだと死亡リスクアップ
一般に肥満は、健康に対して悪影響はあると考えられます。様々な生活習慣病の原因にもなります。しかし、一部では体格指数であるBMIが高いほうが、治療後の生存率が高いという肥満パラドクスが起きています。大阪公立大学のグループが、非小細胞肺がんの患者に対して抗がん剤及び免疫チェックポイント阻害剤の効果と肥満の相関関係を調査したところ、全体で見れば、過体重や肥満の患者のほうが死亡リスクが低くなっていました。但し、免疫チェックポイント阻害剤については、低体重や過体重、肥満の患者は、一般的な体重の患者よりも死亡リスクが高く、肥満がちなほうが生存率が高いとはいえませんでした。
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