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2024-04-18

免疫寛容

免疫は、体内に侵入した異物を排除する仕組みですが、稀に自分自身を異物認識して攻撃することがあります。免疫細胞の中でもT細胞には様々なタイプがあり、制御性T細胞は、こうした免疫で自分自身を攻撃する自己免疫弛緩が起こらないように、免疫を抑制する働きがあります。この働きを免疫寛容といいますが、がん細胞は、免疫から逃れて生き延びるため。この免疫寛容を利用することがあります。実際にがん患者の体内ではT細胞のうち、制御性T細胞の占める割合が何倍にも増えていることがあります。

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