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2024-03-29

エンハーツの適応がどんどん広がる

エンハーツは、理論上、HER2陽性の様々ながんに効果が期待出来ます。

がん種を問わない横断的治療の治験が進む

エンハーツは抗体薬物複合体というタイプの新薬で、抗体医薬品と低分子の抗がん剤を結合させることで、前者のがん細胞を狙い撃てる長所と、後者が待つがん細胞への攻撃力を、同時に発揮させます。エンハーツは現在、乳がん、肺がん、胃がんなどに保険適応になっていますが、抗HER2抗体を使っているため、いずれもHER2陽性か、陽性には至らない低発現のがんが対象になっています。作用機序の理論上、HER2が陽性であれば、様々ながんに有効だと考えられるため、現在、がん種を問わない横断的な治療を含め、治験が行われており、どんどん適応が広がっていくと期待されています。

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