手術ロボットによる遠隔医療の取り組み

手術ロボットを遠隔操作出来れば、どこにいても質の高い手術が受けられます。

医療の均てんかに役立つ

私たちの手よりも精密かつ正確な作業が出来る手術ロボットは、近年、急速に普及しています。内視鏡下で行うことで、大きく患部を切開する必要もないので、患者の負担が少ないというメリットもあります。そして、この手術ロボットによるさらなる取り組みとして、遠く離れた場所から手術ロボットを操作するという研究が、神戸大学などのグループによって行われています。これが実用化されれば、どこにいても質の高い手術が受けられ、医療の均てん化に大きく役立ちます。医師や病院の数の多い大都市圏と異なり、地方では必要な手術を受けづらいのが現実です。こうした技術革新には期待したいものです。