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2024-01-11

膵臓がん、糖尿病、肥満の因果関係

糖尿病や肥満だと膵臓がんを発症し易くなります。

高インスリン血症で前がん状態に

糖尿病や肥満者が膵臓がんのリスクを増大させることは知られています。カナダのブリティッシュコロンビア大学の研究でこの因果関係について研究が行われ、インスリン値が高くなる「高インスリン血症」が、消化液を産生している膵外分泌細胞の炎症を引き起こし、前がん状態に繋がるということです。糖尿病は、インスリンが作用せず高血糖になる病気ですが、その過程としてインスリンを分泌する膵臓の内分泌細胞の機能低下や、インスリンに対する組織の感受性低下(インスリン抵抗性)が挙げられます。糖尿病、特に肥満2型糖尿病では特にインスリン抵抗性を生じ易く、糖尿病患者や肥満者において膵臓がんの発症リスク上昇する原因となっています。

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